ITSUKIの日記

色々なことを書きます。

卒業旅行3日目-スイス編②+イタリア編①-

こんばんは。久しぶりに卒業旅行のブログを書いていきます~

 

これの続きです。

https://itsuki-211132.hatenablog.com/entry/2019/03/25/122604

今回は卒業旅行3日目、スイスを出発してイタリア入りした日について書いていきます

この日はこんな感じのルートでした

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この日乗りたい観光列車がクール駅始発だったので、この日はクール駅近くのホテルに泊まっていました。

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ホテルの朝食はビュッフェスタイル。といっても、ヨーロッパの安ホテルは基本的にハム・チーズ・パン・ヨーグルトがあるくらいです。

パンとチーズが美味しくてヨーロッパ来たんだなあ~と一人で感動していました。

 

 朝8時ごろホテルをチェックアウトして駅へ向かいます。

クールの街は日本で言うと山梨や長野みたいに、周囲が標高の高い山々に囲まれているため天気のいい日は眺めがとてもいいです。

あまり写真は撮ってなかったので、駅のホームからの写真を一枚

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この日乗った列車はベルニナ・エクスプレスといって、スイスからアルプス山脈の標高2000mくらいの場所まで登り、そこから山を下ってイタリアの端にあるティラノという街まで行きます。

線路自体が世界遺産になってる、世界でも珍しい場所で、これに乗るためにわざわざ今回の卒業旅行ではスイスを起点にしました。

その甲斐もあって(?)、天気にも恵まれ、車窓からは雄大アルプス山脈を覗くことができました。これはその時のツイートです。

 

行ったのが三月の上旬ということで、麓は雪もほとんど解けていて、列車がどんどん高いところに行くにつれて雪が深く、最後は一面の雪原の中を走っていくという贅沢な体験ができました。

山頂近くの駅では15分ほど停車し、乗客は降りてアルプス山脈をゆっくり眺めることができました。

 

いや、これは本当に文字や写真では全然表現しきれないんで、本当にみんなスイスに行って乗ってほしい!!!楽しいから!!!

 

この観光列車が片道4時間くらいで、イタリアの街ティラノには12時半ごろ到着しました。

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ここは、スイス・クール方面への列車が出るスイス国鉄ティラノ駅とイタリア・ミラノ方面への列車が出るイタリア国鉄ティラノ駅が隣接しています。

ここから10分ほどの乗り継ぎ時間を挟んで、イタリアの有名な都市ミラノまで電車で行く予定だったのですが・・・

 

イタリア側のティラノ駅へ行くと、ホームでは引っ切り無しに英語とイタリア語のアナウンスが流れていて、乗客はホームに来たと思えば、別のところへ歩いていきます。

そして僕は英語のヒアリング能力がないので、ホームで立ち尽くしていました。その時、アジア人っぽいお兄さんに「アーユーチャイニーズ?ジャパニーズ?」と話しかけられました。

何だろうと思い話を聞いてみると、「次の電車は運休になった。その次の電車は2時間後だ。この後隣の駅まで行く代行バスが来るから移動しよう」と日本語で(!)説明していただきました。

 

言われるがままに反対側の出口にあるロータリーへ移動し、人の流れについていってバスに乗り込みます。

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乗客もたくさんいたので、荷物を押し込みさっき話しかけてきたお兄さんの隣に座ることに。

そこで色々と話をしたところ、お兄さんは香港の方で、仕事の休みを取ってイタリアを中心にヨーロッパを周遊しているとのこと。そして英語と中国語と日本語が話せるすごい人でした。この人がいなかったらイタリアの田舎で2時間待つしかなかったです。

 

お兄さん「あなたは英語が苦手です、イタリア語は話せますか?」

僕「いやイタリア語は話せないんですよ~英語の日常会話しかできないです」

お兄さん「あなたは・・・本当に・・・すごい?ですね」

尊敬されたのか、多分呆れられたんでしょう・・・

 

この路線は基本的に電車は端から端まで往復するため、隣の駅までバスで来ても結局2時間後の電車に乗るだけでは・・・?と思いつつ、バスを降りて隣の駅のホームに向かったところ、なぜか本来乗る予定の電車が止まっていました。

 

お兄さん「Milano?」

駅員「Yes!(急いで乗り込むように、とジェスチャーする)」

 

何はともあれ、予定より1時間ほど遅れつつも予定の電車に乗ることが出来ました。

 

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自分は途中のバレンナという駅で降りる予定で、お兄さんは終点のミラノまで行くとのことだったのでバレンナの駅で別れました。

ティラノからバレンナに着くまでの2時間あまり、日本語でいろんな話をしました。自分がこれからヴェネツィアを目指すこと、お兄さんは数日前にヴェネツィアに行き、カーニバルを見てきたこと、ヴェネツィアの安くておいしいパスタ屋さんや、物売りには近づかないようにというアドバイスなどなど・・・

 

3日ぶり?くらいに日本語で、流ちょうなコミュニケーションが取れたのでとても楽しかったです。

最後はLINEを交換して、1枚だけ2人で写真を撮りました。今度連絡してみようかな・・・ 

 

香港のお兄さんと分かれ、バレンナ駅で途中下車しました。バレンナ駅というのはここにあります。

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ミラノからみて北にある「人」のような形をした湖はコモ湖といい、イタリアの避暑地・リゾートのような場所になっているそうです。

今回、ベルニナ急行に乗るためにスイスからイタリアに入るルートを組んだ結果、このコモ湖に立ち寄れそうだったのでバレンナ駅で降りることにしました。

 

今回はバレンナ駅周辺も散歩する予定でしたが、電車が遅れたためまっすぐフェリー乗り場に向かい、ベラジオという町を目指しました。

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フェリー乗り場で買った切符 「ベラージオ!ワンウェイ!」で通じた

 

この日のイタリアは快晴で3月上旬にもかかわらず日中は20度近くありました。そのため、フェリーからの眺めも良く、風がとても気持ち良かったです。

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ベラジオの町並みもヨーロッパの田舎らしい雰囲気があり、イタリアの人たちは湖畔のカフェでお酒を飲んだりベンチに腰かけておしゃべりをしてのんびりと過ごしていました。ここはとても歩いていて楽しかったので是非再訪して2,3日ゆっくりしたいなと考えています。

 

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お気に入りの一枚

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ちょっとわき道を覗くとこんな感じの階段が続いていてとてもエモい

 

ベラジオを少し散策してからはまたフェリーでバレンナへ戻り、早足で駅へ戻りさっきと同じ電車に乗ってミラノへ向かいました。

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全体的にスケジュールがカツカツで、のんびりする時間がすくなかったので本当にまた行きたいです。

 

この日はミラノ駅近くに宿を取っていて、ミラノ駅には18時過ぎに到着しました。

なぜこの日の最終目的地に着くのが18時くらいなのに急いで移動してたかというと、ミラノ駅近くはイタリアの中でも相当に治安が悪いところだからです。実際、ここ1年で2件、日本人観光客がミラノ駅周辺で荷物を狙われる事件があり、この卒業旅行をする前には外務省からイタリア旅行者への注意メールが届いていました。

 

旅程の関係上どうしてもミラノ駅に宿を取るしかなかったため、日没前には絶対にミラノ駅に付き、速攻でホテルにチェックインしてそのまま外に出ないようにと決めていました。

ネットで調べた情報ではミラノ駅は駅構内にも物乞いやホームレスがいて危険と書いてあったのですが、あまりに悪評が立ってたせいか、つい最近駅に簡易的なセキュリティーゲートができて切符を持っていない人が入れないようになっていました。(ヨーロッパの駅は大きいところでも改札がないところが多いです)

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ミラノ駅ホーム、電車を降りて外に出るところ

 

実際、ホームを出て駅から出た時も目の前にたくさんの物売りがいてお世辞にも安全とはいいがたい雰囲気がありました。

あらかじめホテルへの経路を確認してまっすぐ向かった結果、なにごともなくホテルにチェックインすることができました。

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今回泊まったホテル、ミラノ駅から徒歩5分ほどとアクセスは非常によく、素泊まり5000円と比較的まともな値段だったので良かったのですが、シャワールームはもうちょっとなんとかならんかったのか・・・?という感じです。

 

ミラノにも観光地がいくつかあるので、荷物の置き場所を考えると難しいところではあるのですが、出来ればイタリア旅行するときはミラノでの宿泊を避けるか、ちゃんとしたホテルを取ってなおかつ日没までにはチェックインする必要があるなと感じました。

 

そういった事情もあり、この日は19時前にはホテルに着いたものの、近くのスーパーで適当な食べ物だけ買い込んで早めに就寝しました。実際のところ、長距離の移動が続いていたのでここでしっかり寝れたのはよかったです。

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翌日は朝にミラノ周辺を少し観光してから、卒業旅行のメインイベントであるヴェネツィアへと向かいました!

これ以降の話は次の記事に書きたいと思います。それでは!